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■コンタクトレンズガイド「コンタクトの教科書」


意外と知らないコンタクトレンズの使い方
コンタクトレンズの性能と酸素透過性
特徴を知って、レンズ選び
こんな症状はありませんか?
特殊なレンズ(遠近両用、円錐角膜用)
コンタクトレンズに潜む危険
チャートで探す 最適コンタクト!

 



意外と知らないコンタクトレンズの使い方

コンタクトレンズのトラブルは多くの場合、悪いレンズコンディションにより起こります。

「使用期間・使用年数を越えたレンズ」・「ケアが不十分で汚れの付着したレンズ」は、角膜にダメージを与え、視力・装用感を損ないます。

また、レンズの状態が良くても、装用スケジュールがレンズ性能に見合っていない場合・レンズ選択が間違っている場合も同様な結果になります。

まずは現在の使用状況を確認しましょう。

ハードレンズ
新品ハードレンズ
中心部汚れ
周辺部汚れ
全体汚れ
キズ

 

ソフトレンズ
新品ソフトレンズ
汚れ(白濁)
カビ
汚れによる変形
周辺部の欠け

 

ソフトレンズ

使用期間はディスポレンズの場合はワンデー・2ウイーク・ワンマンスそれぞれの期間厳守になります。通常タイプ(コンベンショナル)の場合は 1 年〜 1 年半まででしょう。もちろんレンズケアは確実に行って下さい。

ソフトレンズの汚れは肉眼ではなかなか見えません。それは、レンズ表面が濡れている為、汚れ付着により白濁していてもスリガラスを濡らした状態と同じで透明に見えてしまうからです。「まだきれいだから」はあてになりません。レンズチェックをしっかりしている施設で確認しましょう。モニターなどで拡大してみれば良くわかります。

装用時間については、個人差はあるでしょうが、できれば 10 〜 12 時間までに抑えたいものです。

ソフトレンズは装用感が良い為、目にもやさしいイメージがあるようですが、じつは角膜のストレスはハードレンズに比べ格段に大きいのです。

現在皆さんが使用しているソフトコンタクトレンズの酸素透過性は一般的なハードレンズと比較すると3分の 1 から5分の 1 程度でしょう。

その上、レンズ直径が14 mm 前後(ハードは9 mm 前後)と角膜を全て覆ってしまうので、ストレスの大きさは想像できると思います。

レンズの取扱説明書には 1 日中装用可能なイメージで書かれていますが、自分の大事な目の事です、十分に注意しましょう。

レンズケアは1 本タイプと中和タイプに分かれます。それぞれの使用方法に沿ってケアをして下さい。

特に 1 本タイプの場合、こすり洗いが重要になります。現在使用中のボトルを良く見てください。「片面15〜20秒以上のこすり洗いすること」と書いてあるはずです。

一度時計を見ながら洗ってみましょう。けっこう長いですよ。

また、蛋白除去が必要なレンズは確実に実行して下さい。「たまにしかしない」はしていないのと同じです。水道水は使えませんので注意してください。

ハードレンズ

使用期間は2 年〜 3 年程度でしょう。個人差・ケアの仕方にもよりますが、ソフトレンズユーザーに比べたらローコストな訳ですから、トラブルが起きる前に積極的にリフレッシュしましょう。目の形、レンズの形状も作成当時と違うはずですし、 3 年前と全く同じ視力である事の方がまれですから、視力的にも改善が期待できます。

レンズの汚れは洗浄後水滴を除去して確認しましょう。ティッシュペーパーでレンズを軽く挟んで水滴を取ります。蛍光灯などの光源にかざしてみましょう。

中心部・周辺部に濁りはないですか?キズが光っていませんか? 

くれぐれもティッシュで擦らないように気をつけて下さい。

装用時間は少し余裕の 12 〜 14 時間程度は可能でしょう。(あくまでも不快感がなければですが)

酸素を多く通す直径の小さいレンズが角膜上を動いているわけですから、レンズ状態が良ければ、レンズを使用していない人にかなり近い環境になります。

もちろん必要がない場合はできるだけ早くはずして下さい。

レンズケアはできるだけ純正のものが望ましいでしょう。

どのレンズにも使用できるケア用品は残念ながらどのレンズにも不十分な場合がありますので注意が必要です。

また、メーカーの説明書には、「擦り洗い不要」を明記している物がありますが、しっかり擦って損はありません。力ではなく撫でるように 15 〜 20 秒ほど擦りましょう。

保存液も毎日新しい物に交換してください。酵素入りの保存液が主流ですから、効果は 1 日で落ちていきます。

いかがでしたか。現在の使用状況に問題はありませんか?

思い当たる部分がありましたら、早速改善してみましょう。




コンタクトレンズの性能と酸素透過性の関係

コンタクトレンズに必要なことは、目にストレスを与えない事です。

コンタクトレンズが角膜の呼吸を邪魔する事は良く知られていますが、レンズの種類によってその程度が変わります。

「できるだけ酸素が多く通るレンズが良いレンズ」となるはずですが、そう簡単には行きません。

レンズの説明を受けるときは「酸素透過性」「 DK 値(酸素透過係数)」などと言う言葉を耳にすると思いますし、レンズの説明書にもデータ−が記載してありますが、メーカーが違えば比較のしようがないのが実状です。

そもそもデータの測定方法がメーカーによって異なっている事、レンズの厚み・サイズなどの違いが考慮されていない事など、正確な指標ではないのです。

メーカー発表データが高いにこした事はありませんが、あまり過信しない事です。

目安としては意味がありますが、データ−数値が 2 割〜 3 割違ったとしても測定誤差程度と覚えておきましょう。

それでは何を基準に選べば良いのでしょう?

ソフトレンズ、ハードレンズどちらも各メーカーの上位レンズであれば安全性に大差はないと考えるのが正解でしょう。

大事な事は「 快適に使えるレンズを適切に使用する 」ではないでしょうか。




特徴を知ってレンズを選ぶ

皆さんがコンタクトレンズにのぞむこと、 それは「安全で、違和感が少なく、手間がかからず安いもの」だと思います。

しかし、残念ながら全に満足できるものは現在の時点で存在していません。

使用される方が「コスト・安全性・装用感・利便性」に優先順位をつけてレンズ選択する事になります。優先しなかった物に関しては、理由をよく理解して無理のないように使用しましょう。

ハードレンズを選択した場合   優先順位(安全性・コスト・簡便性)

ハードレンズが使用できれば、目のストレスを大きく減らすことができます。

コストもソフトレンズの1 /2 程度に削減できますし、レンズケアも比較的簡単です。

残念ながら全ての方が使用できるわけではありませんが、ハードレンズに慣れてしまえばソフトレンズよりも装用感に劣る事はないようです。

但し、激しいスポーツ、ホコリの多い場所での使用には問題はあるでしょう。

ソフトレンズを選択した場合   優先順位(装用感・コスト)

レンズの精度は高いレンズになりますので、装用感・視力ともに期待できます。

但し、長時間の使用はできませんので注意が必要です。

レンズ使用期間である 1 年前後使用するわけですから、しっかりケアをしなければなりません。タンパク除去を確実に行う必要がありますのでケアは比較的大変です。

最近は使い捨てレンズの価格がかなり安くなりましたので、コストメリットはあまり無くなってきました。

使い捨てレンズを選択した場   優先順位(装用感・簡便性・安全性)

ディスポーザブルレンズは種類も多く、相性の良いレンズを見つけられる可能性は大きいでしょう。毎日、もしくは短期間でレンズ交換をしますので、蓄積した汚れによるトラブルも回避できます。

但しワンデータイプ以外は毎日のケアが必要ですので、洗浄を確実に行って下さい。「すぐに捨てるのだから」と、いい加減なケアをしていると、たった 2 週間〜 1 ヶ月とはいえコンディションは悪くなり、快適に使えません。2週間タイプでは基本的にはタンパク除去は必要ありませんのでケアの面倒は軽くなります。

もちろんソフトレンズですから長時間の使用は避けてください。

スペアレンズがある事も大きなメリットですし、ワンデータイプは旅行にも最適です。




こんな症状ありませんか?トラブルシューティング

コンタクトトラブルの多くはレンズの汚れ・キズなどレンズコンディションの悪化に関係しています。まずはレンズ状況を確認しましょう。

ソフトなら 1 年〜1年半、ハードで 2 年〜 3 年が寿命ですよ。(使い捨ては除く)

異物感

ソフトレンズ

ソフトレンズの異物感はレンズデザインによる場合がほとんどです。各メーカーのレンズ形状の違いがそのまま装用感の違いになります。

相性ですから「どこが良い・悪い」の問題ではありませんので、合わなければレンズメーカーを変えてみるのが 1 番早い方法です。

レンズの種類によっては形(ベースカーブ)・直径(サイズ)が選べるものもありますので、スタッフに相談してみて下さい。

ハードレンズ

ハードレンズは元々異物感を感じ易いレンズです。

レンズコンディションが直ちに影響します。しかしながら、そこがハードの良さであり、異常に気づきやすく目の安全性を高めます。

レンズコンディションが良いレンズでも異物感が出る場合は、レンズの丸み(ベースカーブ)・直径(サイズ)を見直す必要があります。

「角膜の丸みにレンズがあっているか」・「レンズ直径は適切か」など再度見直してもらいましょう。レンズ購入時に保証期間の説明を受けていると思いますので、期間内でしたら無料交換になるはずです。購入店で確認してみてください。

同レンズでの変更後も改善しない場合はレンズの種類を変えましょう。

購入後すぐであれば、返品が可能な場合が多いと思いますので、差額調整で違うレンズに変更できるはずです。

では、どのようなレンズに変えればよいでしょうか?

残念ながら、それぞれの方の感じ方が違うので決まった答えはありません。角膜上のレンズの動き・スピードなどを確認し、各レンズの特長から可能性が高いレンズを選択する事になります。

但し、角膜形状・涙の量などにより大きく改善しない場合もありますので、使用困難であればソフトレンズへの移行も検討が必要です。

充血

ソフトレンズ

ソフトレンズでの充血は、多くの場合長時間装用による酸欠でしょう。

通常は夕方から夜になると充血が始まると思います。白目全体が赤くなる感じです。また、ソフトレンズ特有の乾燥による充血もあります。

特に PC 作業やデスクワークにより瞬きが減少した場合に発生します。装用時間、使用状況を確認して見てください。

対策としては、できるだけ装用時間を短縮する( 10 時間以内)、定期的に目薬(充血用ではなくて水分補充用)を点眼する、などが考えられますが、改善しない場合はレンズの種類を変更してみましょう。

含水率(水分量)・酸素透過性などいろいろ違いはありますので購入された施設で相談してみて下さい。

レンズの種類を変えても改善しない場合、実はケア用品との相性が合っていないことも考えられますので、ケア用品の方を変えてみてはいかがでしょうか。

ハードレンズ

ハードレンズの充血は、時計での 3 時・ 9 時の場所に発生します。

ソフトレンズ以上に、瞬きが少ない場合短時間で充血が始まりますので、 PC 作業・デスクワークの多い方は、本当はメガネが適していると思います。

夜になると充血が始まるケースは、ある程度し方がないケースかもしれません。ハードレンズの場合物理的にどうしても角膜の 3 時・ 9 時の場所の涙がレンズの下に引っ張られ、部分的な乾燥を発生させてしまいます。

充血の程度が弱い場合は目薬(充血用ではなく水分補充用)の点眼で様子をみましょう。もちろん装用時間は短い方が良いに決まっています。

短時間での充血はレンズの規格が合っていない可能性があります。レンズの丸み(ベースカーブ)が目に対してきつい場合に起こりやすいようです。交換可能であれば、購入した施設で確認してもらいましょう。ベースカーブを変更しても改善しない場合は、レンズの直径(サイズ)を小さくする方法があります。

同種のレンズでいろいろ変更しても結局改善しない場合は、レンズの種類を変えることになります。どこのレンズが良いと言うことではなく、相性の良いレンズを見つける事が大切です。

各メーカーレンズの特徴が違いますので、購入された施設で相談してみて下さい。

視力不足(見にくい)

ソフトレンズ・ハードレンズ

まずは、レンズ度数(パワー)の確認をする必要があります。どんなに良いレンズを使用していても、パワーが合っていなければ見えにくいのは当たり前です。

現在使用レンズのパワーが適切かどうか確認してもらいましょう。

レンズパワーは弱くても強くても見えにくくなります。強くすればどんどん見えるようになるわけではないのです。

この時注意が必要なのは、近くの見え方です。通常コンタクト処方では、遠方視力のみ測る場合が多いと思います。遠くは多少強すぎても見えてしまいますが、その状態では近くを見たときに不要な調節を行う事になり、コンピュータ・新聞・本など、見えてはいるけど不快な感じ・疲れ・集中力の欠如など問題が発生します。

また、左右バランスも大事です。きき目なども確認しながらパワー決定します。

乱視の有無は確認しましたか?

コンタクトレンズは本来近視を矯正するものです。特に通常ソフトレンズには乱視矯正効果は期待できませんので、必要に応じて乱視用レンズにすると良いでしょう。コストは確実に上がりますので必要性とのバランスで選びましょう。

「ハードレンズは乱視に強い」と言う話は聞いた事があると思います。間違いではありませんが、ハードレンズだからこそ乱視で見えにくい事もあるのです。全てのケースでハードレンズが有利と言う考え方は誤りです。乱視の種類を見極めてレンズ選択することが大切です。

現在使用しているレンズを購入した時の事を思い出してください。

検査で何を訊かれましたか?使用目的(どこを見るため)の確認・年齢による調節の違い、近視・乱視の説明はありましたか?目的は達成できていますか?・・・

乾燥感

ソフトレンズ

ソフトレンズでは、程度の差はあれ乾燥感はあると思います。

素材が水を含んでいますので、レンズ表面から蒸発し、不足分は涙を吸収することになります。瞬きが少ない状況では蒸発が進み、涙の分泌が追いつきませんので、結果的に乾燥状態になるのです。

一般的には、レンズの水分量(含水率)が多いほど乾燥しやすいと言われていますが、実際はそんな単純なものではないようです。

同じレンズの丸み(ベースカーブ)を変更しただけで改善してしまったり、含水率の低いレンズに変更してもまったく変わらなかったり、ケースバイケースの事が多いようです。とにかく実際困っているなら、いろんなレンズを試してみましょう。

ソフトレンズの材質にも大きな変化が起きています。
従来の素材とは違ったシリコンハイドロジェルを採用したレンズですが、これは経験上かなりの確率で乾燥感を軽減させることができます。但し、装用感は別ですので、 実際のレンズを装用して確認してください。

今後各社が乾燥に強いレンズを発売してきます。「ソフトレンズは乾燥する」と言うのは過去の話しになるかも知れません。

乾燥感はケア用品を変えてだけでも改善する場合があります。 MPS(1 本タイプ ) よりは過酸化水素(中和タイプ)の方が乾燥感は少ないようです。

 

ハードレンズ

ハードレンズでの乾燥感は、レンズの動きが関係しているようです。

瞬き後のレンズの動きが遅い場合、レンズが上方または下方に固着した場合に乾燥感を感じていると思われます。人によっては張り付き感と言う人もいます。

解決策としては、レンズ種類・ベースカーブ・レンズサイズを再度検討して、スムーズなレンズの動き・良好なセンタリング(中心に納まる状態)を目指します。

くもり・かすみ

ソフトレンズ・ハードレンズ

ほとんどの場合レンズの汚れ・キズが原因です。レンズのコンディションをチェックしてもらいましょう。特にハードレンズはキズ・汚れによりレンズ表面の涙の膜が壊れてしまいます。

この場合何回洗浄して短時間にくもりが発生し、見にくくなります。女性の場合、化粧品の付着も可能性が高いと思われます。レンズの装用は化粧の前にしましょう。

レンズのずれ・脱落

ソフトレンズ

まだ新しいソフトレンズがずれる場合考えられることは、レンズの丸み(ベースカーブ)がゆるすぎる可能性があります。レンズの種類によって2〜3パターンが用意されていますので、変更して様子見てみましょう。改善されなければレンズのメーカー・種類を変更します。

新しいうちは問題なかった場合は、レンズの汚れ・アレルギー症状が発生している可能性があります。レンズコンディション、眼科にてアレルギーの有無を確認します。

レンズが瞬き時に脱落する場合、上記理由の他にレンズの直径が関係している場合もあるます。瞼の上下幅がレンズの直径と偶然に一致した時に起こる事があります。

ハードレンズ

ハードレンズの場合はレンズの丸み(ベースカーブ)がゆるすぎる場合がほとんどですが、 乱視の程度によってはレンズ上下が浮き上がってしまい、ずれ・脱落を起こします。

この場合、ベースカーブの見直しをしますが、状況によっては乱視用のレンズを選択する 必要性も出てきます。

この中には、初期の円錐角膜の方も含まれていることがあり、場合によっては円錐角膜用の特殊なレンズが必要になる事もあります。

レンズの直径を大きくする事で改善することもありますので、必要に応じてサイズアップも検討します。

また、時々左右を間違えて使用している場合がありますので、心配な方は定期検査を兼ねて確認してもらいましょう。

 

以上、代表的な症状を見てきましたが、それぞれが単独で発生しているわけではなく、合わせ技になっていることでしょう。起きている事の情報をできるだけ訊いた上で、元となっている原因を見極めることができれば解決の可能性は高くなります。




特殊レンズ(遠近両用、円錐角膜用)

遠近両用コンタクトレンズ

コンタクトレンズが日本で普及しはじめて約 50 年になります。

コンタクトレンズの快適さを実感しているユーザーの年齢も高齢化が進んできました。

今まで不自由のなかった近くの見え方が満足できなくなり、メガネに変更せざるを得ない方も多いのではないでしょうか。

遠近両用コンタクトレンズ自体は昭和の時代から市場にはありましたが、残念ながら満足できるものではありませんでした。

近年レンズの加工技術が進歩したことで格段にレンズ性能があがり、各社がつぎつぎに新しいタイプの遠近両用レンズを発売し、使用者も日増しに増えています。

しかし、見え方の満足度は人それぞれで、必ず使えるわけではありません。レンズのメーカーによって成功率にも違いがあるようです。

ハードレンズ

現在一般的に採用されているレンズデザインは、中心部が遠方度数で周辺部が近方度数になっています。各メーカーそれぞれ度数分布は違っており、それが見え方に大きく影響します。

また、レンズ直径も通常のレンズより大きく( 9.2 mm〜 9.8 mm)、装用感はメーカーによって違いがあるようです。

基本的に遠く・近くそれぞれ 1 つの度数で見るため視界は比較的シャープになります。当施設での使用者の 8 割はハードレンズです。

当施設取扱いレンズ
ニチコン プラスビュー
メニコン メニフォーカル Z
旭化成  クリアライフ

ソフトレンズ

ソフトレンズは角膜上を余り動かない為、レンズデザインは遠方度数・近方度数が木の年輪の様に交互に入れてあります。装用感は通常のソフトレンズと変わりませんが、同時に遠方・近方を見るため見え方は少し曖昧になります。

ハードレンズほど期待できませんが、ハードレンズが使えない方は試してはいかがでしょうか。

当施設取扱いレンズ
ジョンソン&ジョンソン アキュビューバイフォーカル
チバビジョン プログレッシブ

円錐角膜用レンズ

円錐角膜とは角膜中央の厚みが薄くなり、中心部が突出してくる病気です。

初期は自覚的にもほとんど不自由はなく、メガネ、コンタクトレンズ作成時に発見され眼科で診断を受けることが多いようです。メガネでは症状が進行するに従い視力を出すことが難しくなるため、コンタクトレンズを作成することになります。

角膜の歪みが強いため、ソフトレンズ作成は難しくハードレンズを作成することになりますが、一般のコンタクレンズ装用者に比べ異物感が強く、視力は出るが痛くてつけていられない状態がよく起こります。

症状が初期のうちは通常の近視用コンタクトレンズの使用も可能ですが、快適に装用できない場合は特殊レンズを選択することになります。

何社か円錐角膜用レンズを発売していますが、デザインが各社違い、装用感にも違いが出てきます。

レンズ周辺部に工夫しているレンズと、レンズ中心部に工夫しているレンズが発売されていますが、症状が軽度の場合は前者、中度以上の場合は後者のレンズが使用者の評価は高いようです。

ソフトレンズとハードレンズを組み合わせて使用する方法も行われていますが、角膜、コストの負担を考えると最後の手段ではないかと考えます。

当施設取扱いレンズ
ニチコン ローズK(中心部タイプ)
メニコン Z E−1(周辺部タイプ)

特殊レンズはレンズの選択、データーの決定にマニュアルはなく、すべてにおいてケースバイケースだと思います。使用者の状況を確認させていただいてレンズを選択し、まずは購入前に実際の生活で使用いただいてから購入を検討するべきでしょう。

強度乱視用レンズ

近年、乱視用レンズも種類が増えて、以前の様にハードレンズしか視力が出ない状況ではなくなってきました。

ワンデータイプ、2wタイプのソフトレンズでも十分な結果が得られるようになって処方する側も簡単になりましたが、ソフトレンズの乾燥感が強い方、長時間装用が必要な方、ソフトレンズの作成範囲を超える強度乱視の方などは、乱視用ハードレンズの適応になるでしょう。

当施設取扱いレンズ
ニチコン  EX-UV トーリック




コンタクトレンズに潜む危険

角膜内皮細胞は角膜の一番内側にある細胞です。
角膜の水分量をコントロールする大切な細胞ですが、年齢とともに数が減少して行きます。

細胞の数が減少し大きな細胞ばかりになると、角膜は透明でいられなくなり視力は低下していきます。将来白内障などで手術が必要になった場合、角膜の状態によっては手術そのものができない可能性もあるのです。

現在は細胞の写真が簡単に取れるようになりましたので、眼科で検査をされた方も多いと思いますが、コンタクトレンズによる影響が大きく、無理な使用は減少速度を速めてしまうと言われています。

原因としては、酸素欠乏、乾燥、物理的刺激などが言われていますが、レンズの種類・レンズコンディション・使用方法も関係しています。

角膜内皮視細胞の危険な状態と正常な状態の比較
危険
正常

27才
ソフトコンタクトレンズ8年使用
毎日16時間装用

 42才
コンタクトレンズ未使用

レンズの種類に関係なく、汚れているレンズは角膜のストレスが大きくなりますし、使用時間が長くなれば長くなるほど危険度は高くなります。

特にソフトレンズでは、酸素欠乏・乾燥が顕著に起きるので、内皮障害がハードに比較して早く発生します。毎日 15 時間以上の長期使用は高い確率で障害を起こします。

今まで角膜内皮を検査せずにコンタクトを 10 年以上使用されている方は、機会があれば是非検査をしてもらいましょう。

コンタクトが調子よく使用できている事と、内皮に障害がない事はあまり関係ありません。

なぜなら調子が悪い人は長時間使用できないからです。不快感が多いので帰宅後すぐにメガネに替えるはずですし、眼科受診の機会も多く大きなトラブルを回避できているでしょう。

逆に、違和感も無く使用している方は朝から晩まで ( 寝る前まで ) コンタクトの生活で16時間から 18 時間使用しているはずです。内皮障害は自覚症状がありませんので眼科検査以外では見つけようがないのです。

以前、連続装用のコンタクトレンズが注目された時代がありました。

「付けたまま寝る事ができる」を売り文句に各社ソフト・ハードそれぞれレンズを発売していまいしたが、現在では眼科で薦めることはないと思います。(危険度が明らかになってきた為)

職業などでどうしても必要な場合を除き連続装用は避けるべきでしょう。

残念ながら、内皮細胞が増える事は今の所期待できません。将来に渡ってコンタクトレンズの使用ができるように目を大切にしてください。




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レンズ種類の通称
年間コスト(ケア用品含む)
A
ワンデートーリック 〜30,000 前後
B
ワンデートーリック 30,000〜80,000 前後
2Wトーリック 40,000 前後
1マンストーリック 35,000 前後
通常 ソフトトーリック 25,000〜30,000 前後
C
ワンデー 〜23,000 前後
D
ワンデー 23,000〜60,000 前後
2ウィーク 28,000 前後
1マンス 35,000〜40,000 前後
通常 ソフト 20,000〜25,000 前後
E
ワンデートーリック 〜30,000 前後
F
ハード 15,000〜35,000 前後
G
ワンデートーリック 30,000〜80,000 前後
2Wトーリック 40,000 前後
1マンストーリック 35,000 前後
H
ハード 15,000〜35,000 前後
1マンス 35,000〜40,000 前後





 

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